不動産売買を多く行っている不動産会社の方で古家の中に有る残置物をそのままの状態で買取り、建物の解体許可を取りつつ残置物を提携業者に撤去してもらう。
よくあるルーティーンかと思いますが、その費用が1立米(1m×1m×1m)あたり税別5~8000円程度かかり数十万円の撤去費用が必要になっているかと思います。
そのような、捨てられてしまう品物の中に、意外と買取りができる品物や無料で引き取りが可能な品、サービスで引き受け可能な品物があります。
当店、古物買取りリサイクルショップブルーオーシャンプラスではそのような解体予定の建物内の残置物、捨てられてしまう品物の中から買取可能な品物を探し出し買取りを行っております。
その買取可能品の探索時に見つかる「無料引取可能な有価物」や「リサイクル再生資源(ガラス瓶を除く)」を同時に引き取らせていただきできうる限り処分しなければならなくなってしまう残置物を減らすお手伝いをさせていただいております。
いや、結局そんなこと言って処分の仕事まで欲しいだけでしょ。
似たような業者使ったことあるけど微妙だったんだよね~
そのような感想をお持ちの不動産業者の方もいらっしゃるかと思いますが、当店で処分業務はできなくはないですが積極的にやりたいとは思っておりません。
また、類似業者がどのような査定を行っていたのかわかりませんので何とも言えませんしたとえ当店が買い取りを行ったとしてもその内容は物件ごとに大きく異なりますので何とも言い難いところです。
何度か当店にご依頼いただき、実際にそのサービス内容が合うのか合わないのか試していただくのが手っ取り早い方法ではあるのですが、そうはいっても社内の稟議や承諾を得るのも大変な場合もあると思いますので当ページに当店の買取りサービスの特徴や実際の流れなどを書いておきます。
参考にしていただき、もしご興味を持たれましたらご連絡いただければと思います。
まず最初は、所有権の話になるのですが残置物の買い取りをご依頼していただくことができるのは当然ですがその残置物を所有している方自身である必要があります。
これらの条件をクリアしている必要があるため、多くの場合ご依頼主は法人である不動産会社となります。
売買契約履行前で、残置物の所有権が前住人にまだある状態であれば紹介という形でご依頼をお受けすることは可能ですが当店では紹介料(所謂キックバック)などはお支払いしておりませんのであまりメリットはないかと思います。
また、不動産会社の従業員個人からお小遣い稼ぎのためにお問い合わせをいただくこともございますが、そのようなご依頼も業務上横領に当たる可能性が高くなるため当店ではお受けすることはできません。
残置物の買受や、無料引取を行うための契約は原則的に不動産会社である法人(個人経営の場合は店主様)との契約により行うことになります。
継続的にご依頼いただけるようになりましたら具体的な内容を契約書の形で残し、末永いお付き合いをさせていただければと思います。
まずはお電話でご依頼いただく物件の住所や作業を行う日時、鍵の受け渡し方法などをご相談ください。
残置物の買取り作業は、埃まみれになりながら物件内の隅々まで品定めをし(多少の分別も行います)品物を運び出しますので1日作業となることが多く、すべての作業に立ち会うとなると長時間になる場合がほとんどです。
それではお忙しい皆様を長時間拘束してしまうことになってしまい申し訳ないので、査定開始時と査定終了時に立ち合いをしていただければ当店としては問題ありません。
(勿論1日ずっと立ち会っていただいても問題ありません。)
というように、ある程度継続してご依頼いただきなれてきましたら立ち合いなしでの作業も可能です。
残置物の買取りや無料引取案件は物件にもよりますがトラック1台分や2台分など非常に大量になるケースが多くございます。
それだけ大量の品となりますので買取り金額が折り合わず返還するとなりましても保管場所の確保も困難ですし当店といたしましてもご依頼を受けるうえでのリスクが高くなりすぎるため
を条件とさせていただき、作業に入らせていただきます。
当店にとって有利な条件ですので、当然継続依頼をいただけるようにできうる限り頑張らせていただきます。
また、当日引き取らせていただいた品々は物にもよりますが、資源業者への引き渡しや売渡を完了してしまっている場合もございますのでくどいようですが返還ができません。
そのため、作業を開始する前に「これは絶対に持って行かないでほしい」という物がございましたらお知らせください。
査定品から除外し、その物件内に残します。
残置物の買取りは、物件にもよりますが買い取り額が数万円の高額品から1点当たり数円程度の安価な品まで多岐にわたりますしその量もトラック1台分や2台分になることも珍しくありません。
そのため、基本的にすべての買取り品の査定を終えるにはそれなりの時間が必要となりますので1~10日程度のお時間をいただいております。
買取り金額が確定いたしましたら、ご指定の銀行口座にお振込みをさせていただき完了となります。
なお、振込手数料は当店の負担で振り込ませていただいておりますのでご安心ください。
さて、この章ではもっとわかりやすく当店の残置物買取りサービスをご利用いただいた場合のイメージを持っていただくために仮の事例を設定し説明していこうと思います。
できうる限り現実に即した内容になるよう良いことも悪いことも織り交ぜながら説明させていただきます。
前提条件、30万円の撤去費用が必要な物件で少量の引き取りで8万円の買取りができた場合。
最初に紹介するのは買取金額が高い物件の場合で処分業者様に依頼をした時とどの程度残置物処分費を削減できるかの比較です。
上の図のように、買取金額が高ければ当然残置物自体が減らなくとも撤去費用を相殺できる部分が大きくなるためその差額は大きくなります。
これは容易に想像できる部分ですのでこの程度の説明にとどめます。
次に意外とバカにできない無料引取部分が多かった場合の残置物撤去費用の削減です。
無料で引き取るという事は、費用を負担せずに残置物を撤去できるという事ですので純粋に無料で引き取った残置物の立米分の処分費を節約できます。
この例では、当店の所有する1tトラック約一台分の7立米を無料で引き取った場合どうなるのかを示しています。
1立米分の残置物の処分費用が5500円と仮定した場合38500円の節約になる計算です。
最後の比較は買取りの品も無料引取の品もほぼなかった場合の比較です。
買取り品は段ボール1箱程度で金額は3000円、無料引取品は段ボール数箱程度で1立米という前提で計算しています。
このくらい買取りも無料引取もないという事例はままあるケースになります。
当然ですが、買取金額も伸びず無料引取分も少ないので削減出来る残置物の処分費は3000円と1立米分(約5500~8800円)で1万円弱といった程度です。
非現実的な数字を挙げて例を示しましてもあまり意味がないと思いますので、当店がございます東京都中野区地域でこれまで受けてきた実際のご依頼をもとに現実的な数字を用いてシミュレーションしてみます。
前提条件
買取り額と無料引取実績は約1年程度で当店が行った案件の中から残置物の全体量がトラック5~6台分程度になるであろう物件を30件ほど抽出し平均値を取り算出しました。
なお、30~100万円程度の高額買取となった事例は平均値を大きく上昇させてしまうため除外させていただいております。
1立米分の残置物処分費用が【5500円(税込み)/1立米】と仮定した場合、買取り品と無料引取分で6立米分削減出来るので33000円。
そこに買い取り金額である30000円を足すと63000円。
63000円を12か月間、月に1件受注した場合削減できる費用は
12×6万3千円 = 75万6千円
となります。
これが高いか安いかはわかりませんが、かなりリアルな数字を用いシミュレーションしてみるとこのような数字が現実的だと思います。
もちろん実際にやってみると増減があると思いますが、前提条件と会うような依頼を継続していただければこのくらいは削減可能かと思います。
上の例ではすべての現場が平均値での買取りや残置物の量であることを前提にしておりましたが、現実はそのようなことは当然なく残置物の物量も買取や無料引取対応が可能な品の物量も様々です。
当店の過去の事例で言いますと極端に残置物が少ない事例を除き、残置物の物量がトラック3~5台程度の物件であれば1件当たりの買い取り額は
といった程度になり、4件5件と10000万円以下の買取りしかできない物件が続くという事も普通にありますしその逆もあり得ます。
ただ、無料引取の部分につきましては食器類・屑鉄・家電類・輸出需要がある品に至るまで徹底的に回収させていただきますので4立米以下になるという事はあまりありません。
1tトラックに半分程度の量です。
なぜ無料引取部分については安定して毎案件ごとに4立米程度は確保できるかといいますと
という部分が大きいかと思います。
ですので、エアコンなども基本的に費用を頂かず撤去することも請け負っています。
(設置場所により取り外しが困難な場合は別途費用を頂きます。)
このような作業や物品の回収は労力のわりに売り上げにつながらないので他買取り業者がそもそも対応しなかったり積極的にはやろうとしない部分でもあるのですが、当店ではご依頼主である不動産会社の利益になるように積極的に行っております。
正直、無料引取だけですと採算は合わず場合によっては若干の赤字になる事もありますが最もメリットを感じていただきやすい部分でもありますのでここはしっかりとやっております。
継続して依頼をくだされば必ずどこかで採算が合うようになるものですので、数回程度厳しい現場が続きましても何とか頑張ります。
これまで多くの残置物買取りを行ってきましたが、1物件内で50000円以上の高価買取になりやすい物件にはいくつかの特徴があります。
「1.」は当店が特に古い物の買取りを得意としていることと関係があると思いますが、築年数が50年以上経っていれば当然新築当時に購入したものなどが残っている可能性が高くなり買取れる品も多く存在する可能性が高くなるためかと思います。
「2.」も同じような理由で、長期間放置されている場合古い物も捨てられずに残っている可能性が高くなりますので買取可能な品が多い傾向があるのだと思います。
「3.」は、売主が我々のような買取り業者を物件売却前に利用する可能性が低くなるため起こる現象かと思います。
全ての現場を当店にご依頼いただかなくとも、上のような3つの条件に当てはまる現場だけご依頼いただくというのもひとつの手段かもしれません。
残置物の買取りサービスを利用することは、残置物の撤去費用を削減できるというメリットがあるという事はここまで説明してきたとおりです。
では、デメリットはないのか?
全くないというと嘘になると思いますのでいくつかお伝えしておこうと思います。
一括で当店に残置物の買取りも撤去もご依頼いただく場合は別ですが、これまで提携先残地処分業者に連絡だけすればよかったところを当店に連絡し対応するという手間が増えます。
それまで残置物の処分を依頼していた業者が、当店が買い取りや無料引取をしているような品を黙って売却や横流しをしていた場合はその売り上げをあてにした見積もりをしていた可能性があります。
その場合、あてにしていた売れる商品を当店が根こそぎ事前に持って行ってしまうので採算が合わなくなり値上げの交渉をしてくる可能性があります。
ご面倒でしたら撤去作業の部分も当店で請け負います。
大きなデメリットはこの2種類くらいかと思います。
最後になりますが、当店は広い商品知識で多種多様な製品の買取を行うことが可能ではありますがやはり不得意な分野はあります。
等が代表例であり、平成の時代に購入されたような比較的新しい時代のお品物でコーチ・ルイビトン・ディオール・グッチなどの有名ブランド品の買取りは不得意としています。
ですので、残置ごと購入した物件であったとしても
といった、最近の建物内の品物の買取りは他店様との相見積もりで負けることがそこそこありますのであまりお役に立てないこともあるかもしれません。
逆に、大正や昭和の初期を思わせるように古い物件で素人が見たらゴミしかないと思ってしまうような物件内に有るような品であれば自信をもってさてをさせていただききっとお役に立てる場面も多くあろうかと思います。
火曜水曜を店休日とさせていただいておりますので、お問い合わせは木~月曜の間にお願いします。
しかし、事前にスケジュールを組んでいれば店休日に買取り搬出作業に入らせていただくことは可能です。
営業時間は10:00~19:00になります。
東京都とその隣県周辺地域が営業範囲となります。
不明な場合はお問い合わせください。
基本的には2週間~1か月程度、期間に余裕を持ったご依頼をお願いしております。
ただ、お急ぎの場合もあると思いますので当店の予約状況などを見たうえで臨機応変に対応させていただきます。
原則的に、法人及び業者のお客様からお引き取りや買い取りをさせていただいたお品物は返還することはできません。
問題ありませんが、あまりメリットを感じていただけないかいきなり高額買取となり過剰な期待を持たれる場合も考えられますのでできる限り5件程度はご依頼いただき平均値を見たうえで継続の可否を判断されることをお勧めします。
可能です。
ただ、あまりにも少量の場合や無料引取品だけのご依頼などの場合は採算が合わないことが多いためお断りする場合もございます。
申し訳ありませんが、臭いや衛生面の問題がございますのでそのような物件内の品物は引取りも買取も一切お受けできません。